<3152>「なかでながくながめなにかぬめるね」

 あたし姿あらわれてまた語れ、

 またはじけて、

 またふくらみはじめて、

 地下へ、地下へ、

 からだふくらんで語れ、、

 からだ奥の方へ、

 あたし汗出し、、

 あたしその形になり、、

 ものを見て、

 ものから先へ、、

 先を見て、

 ひねる身体、、

 ひねりはじめる力、、

 あたしその外に、

 あたし身体残して、、

 

 あたし次々にこぼしたの、

 また拾って、

 まっすぐ届けてくれるとか、、

 そういうこと、

 少しずつ見てる、、

 どこにあるか分からなくても、、

 ちょっとずつ見てるよ、、

 ちょっとからだの最奥の、、

 骨の名前、

 骨に名を訊ねても、

 あたしにははっきりとは分からない振動で、

 です、です、と、

 つぶやく音の連続、

 そこからかたちうまれてくる、、

 ふえてくる、、

 めぐってくる、

 ものひとつかたまりあつまってくる、、

 さばくさばく、、

 からだあたり散る、、

 水が戻る、、

 水舐める舐める、、

 からださらに近づく、、

 近くに来て、

 ものがさらに長く、、

 あつまりあつまり、

 からだなげくなげく、

 ながくしたの方、したの方へ、、

 あなた探り探りしながら、、

 よりあつまってくる、、

 からだながいヒのつかいかた、、

 

 かたち跳ねて、

 ばねでなかへ、、

 なかへながれる眺めているね、、

 ながくながく、、

 ながたらしいこのなまりの時刻に、、

 なにか肌、、

 あたるに違いがないもの、、

 ながく肌、、