<3204>「またそこにある道」

 入る隙間、

 私は、

 静かに歌うとき、

 それのなか、

 はっきりと混じる、、

 はっきりと、

 その存在をおしている、

 私は来る、

 形、風景へ、、

 まっすぐに来て、

 まっすぐに含まれようとする、、

 その背中に、

 ひとつ、ふたつと、、

 ものみながら、

 私は駆ける、、

 私はつながり出す、

 

 しらずに入り、

 私は、

 隙間のフリをする、、

 次々にかたいものふえ、

 あとを追う、

 あとからそこへ、、

 はっきりと含まれては、

 はじまる、

 どこへこの流れ、

 どこへこの興奮、

 私はすごすの、、

 私はあいだへ、

 からだすごすときへ、、

 あとからあとから、

 順に含まれていくのも、、

 あたしは見つめ、、

 あたしは外にあり、

 袖のなか、、

 ひくく見つめられるものあり、

 私は動く、、

 動くもののなかに、

 ひとつ膨らんで、、

 あなたは悟る、、

 ここは同じ道、、

 私が、選びそこねたと思い、、

 またあらわれる道、、

 またさがされること、、

 

 ひとつのヒをひらき、、

 私は外に来る、

 私はなかに来る、、

 もの見て行くよ、

 行きつつあるく、、

 あるきつつ増える、、

 あたしの日々のリズムと、

 となえて、

 それぞれのからまりのなかで、、

 きこえるもの、

 きこえるもののわずかなかぶり・・・