あたしがまだ、
なにもしらない時間のなかに、
確かに混じり、
確かな回転のなかで、、
私はからだを舐める、
からだは、確認されて、、
まだ、
ひとつも知らないのに、、
どこもかしこも懐かしく、、
私には生まれている、
生まれたままのもの、、
あたしが遥か先の方、、
そのあたりを眺めても、もちろん、
それは現実とはちがっている、、
それは現実をはらっている、
はらいおわった種の、
なかに立ち、
なかからどうぞ、
なかからはやくあなた覗け、、
あなたはほうけた顔で、
ここらへんを求め、
ここらへんは構築、
ここらへんは水が流れるように、
くだらないこと、
くだらないことかどうか、
それはよく分からない、、
あなたが愛し、
水を飲むこと、、
絶対に存在している本、
絶対に存在している人生、、
量が少しずつ変わっている、
量が少しずつまたこちらへ、
微笑んでいる、、
疲れて眠っている、
からだを抱いている、、
からだはほどけている、、
あつい、
またからだがはじまって、、
ひそかに微笑んだあと、
あたしは始まって、、
あたしは過去のまま、、
過去の衣装を帯びたまま、
しらない地平へ、
ずっとずっと現象する、、
ああ、
ひとが次々に生まれていて、、
私にはながく、
私には尊い、、
私にはそれらは重たく、、
からだのなかの文面、、
ひとつに抱えて、、
ひとつから外へ出る、、
からだの記号のなか、
いくつもの求めに応じ・・・