静かな姿勢、
文字のなかに、
いるのはあなたかもしれない、、
あ、来ちゃう、
来ちゃう、来ちゃう、、
私は、、
暗い情念に、
ぐっとひかれていく瞬間の、前に立っていた、
こわい、
こわいこわい、、
私は、
身体の層の、一番古い部分が、
ふるえるのをきいた、、
あたしは、ぐっと、
そのふるえに耐えている、、
内世界を見るんだ、、
ふたりで成す、
内世界を、、
私の汗は冷たい、、
どうしたんだろう、、
どうして、
あの人の言葉が発される空間は、
こんなにも薄暗いの、、
私は、
身体の回復のためではなく、
このままだと、
精神も何もかも、
すべて溶けてしまいそうだ、
という妄想に乗り、、
深く、深く眠る、
今いる場所など、
全く分からなくなればいい、
そう思い、
深く深く眠る、、
あなたが醒めたとき、、
私は、
この声があなたをここに招び寄せたことの、
違和感として居る、、
どうしてあなたは、
私を静かに覗くのだろう、、
暗い秘密を、
しずかに握り合おうと、するのだろう、、
誰の背後にも、
情念が溢れたときの、その、
薄暗い部屋が見える、、
私は、
その部屋をおそれている、、
しかし、
後ずさりする、
その足が止まる、、
私はそういう年輪に来た、、
あなたの暗い引力の目を、
おそれながら、
含んでみるくらいには・・・