<3001>「さびしさ、こわい、暗さ、存在意識」

 私はさびしさかもしれない、

 私は、

 当たり前の喜びにかかわる、

 ひとりの人間であれて、

 うれしさかもしれない、

 よくきこえる、、

 私には、

 私の存在の平面が、

 静かに振動する音が、、

 

 不安と、緊張で、

 ずっとふるえている、、

 でもそれでいい、

 私には欲しいものがある、

 私には掴みたいものがある、、

 そういうとき、

 こわがったり、

 ふるえていたりするのは、

 当たり前のことなので、

 そのままでいい、

 私は、

 ずっとこわくて、

 ふれられなかったものにふれようとしている、

 のがれたくて仕方なかったものも、

 別に、

 こわいままではあるけど、

 一生懸命のがれなければならないものでもなくなっている、

 私の中で、

 現実は、

 接触可能なものとなっている、、

 

 あなたには暗い生命、

 生命は暗い、、

 私は、

 私がいないところでも存在している、、

 存在していることが、

 不思議によく分からない、、

 ただ、、

 私はひとつひとつ物を重ねることができる、、

 そのことに対して、

 暗く閉じてしまう必要はないということ、

 特別明るくなくてもいいけれど、、

 

 自然に身体が流れる、

 今あなたの身体、声に対して、、

 自然に私は像を結ぶ、

 あたしは声のはじまりに、、

 あなたの存在を意識した、、

 意識された、

 存在のあなた、、

 私は短い記憶、

 僅かな粒、

 そういうものから、、

 からだにつながる、

 物語を引っ張ってきて、、

 いま、

 腹部に巻きつけて、

 わずかに歌っている・・・