<2889>「イニシエーションの数」

 話してほしくないんじゃないか、と思ってまして、

 なんて、

 嘘の言い訳だ、

 どんなに喜ばれるか、

 知っているくせに、、

 喜ばれる状況が重荷になって、

 避けてきたんじゃないか、

 こっちが本当だ、、

 現実の自分というものは、

 評価されていいんです、

 それにより、調子に乗るのではなく、

 快い風を吹かそうと、

 努めればそれで良いんです、、

 

 イニシエーションというものが、

 複数になって、

 一度では大人になれないと、

 河合さんは言います、、

 私の感覚からすると、

 イニシエーションが、

 1カ月に何度か訪れるような感じ、

 今日は、

 父を手にかける夢を見ました、、

 もしかしたら、

 経過したかもしれない現実を想い、

 少し多く汗をかきます、

 私は、

 良い父親になりそうだね、

 と言われることが何度かあり、

 その度に、

 周りの人を欺いているような気持ちになり、

 大変しずかに、

 裏の方で汗をかいていたんですが、、

 実際に父になるかはともかく、

 そう見られていることを、

 もう少し自分のなかに容れてもいいという思う気持ちになりました、、

 自分が自分ではないみたい、

 しかしこの決め事には、

 冷たい汗は流れない・・・

 

 圧倒しなければ、という気持ちは、

 一体何の、裏返しだったのでしょう、、

 そうしなければ、私は、

 小さく押し潰されてしまう、と、

 思ったのでしょうか、、

 今は、

 持っているものは、磨き、

 そして外へ向けて使おうと、思っています、

 どこからも、

 冷たい汗は流れない、

 ただ、

 肉体運動による汗を、

 そのままにしておこうと、思うだけ、、

 私は呼吸をしたくなる、

 日のなかに出てみたくなる、

 あたたかい季節が来ている・・・