<2887>「果ての目のなかへ」

 あたしの身体のはじめ、

 呼吸のはじめ、、

 どこから漏る、

 どこからこのしたたりははじまる、、

 うん、

 どこかやわらかく、

 どこかわからず、、

 あなたは混乱し、

 えんをえがいたまま、

 からだは浮き上がり、、

 しずかな道になり、

 しずかにえんは続く、、

 あたしのはてにあり、

 ものはからだのなかにあり、、

 いまいる地面のあいだ、

 私には見えて、

 見えているものの隙間、

 

 水があり、

 しらない土地があり、

 渡る確かなものがある、

 どこへ置く、

 用意された分の身体、、

 はてにある、

 はてにありつづけ、

 私になる、、

 私には網の目、、

 目の粗さ、

 落ちる水となり、、

 分かれる第二景色となる、、

 したになる、、

 したはもうだまる、、

 だまって血を送る、、

 ただあたたかくなる、、

 ただ、季節に似通う、、

 すぎる、、

 呼吸が、

 あたしを次々にうんでいく、、

 はさまる、、

 はさまったまま、

 ここにうまれていく、、

 だから、

 私は叫んでいる、、

 みつに分かれて、、

 からだをつくっていく、、

 だれが、

 だれがこのあじをつくる、、

 はさまる、

 目に少しずつはさまる、、

 

 かんたんな火、、

 かんたんな合図、

 あなたの、

 その、ぼうっとしてくる、目、

 あたしは水になり、

 落ちる・・・