<2213>「等しい声と熱」

 ああ、

 こんなところへ来ても順に、

 きこえるものはきこえて、、

 あなたもそこに、手をのばしていますね、、

 うん、

 ちょっとやそっとのこととは言えない、

 ひとつの波が、

 ここへ生まれて、、

 あたしはちょっと驚いている、、

 こんな場所があったのですか、

 私は近くをまわりながら、

 そんなことを考えていた、、

 

 なに、

 ひとつの揺らぎのなかから、、

 私は生まれて、

 そのそれぞれへ声をさせて、、

 ひとしく続いてみせてくる、

 あ、

 ぼんやりした時日だな、

 ここがどこなのかも知らず、、

 私はそんなことを言った、

 非常に長い、

 様子がここらを打ち、、

 なに、

 あたしはまた回転のなか、、

 なにか不思議だな、、

 次々声がここに来ること、、

 あたしは確かめているのだけど、、

 そのフレーズのなかになにもかも入り、、

 声ははじまる、、

 等しく生まれたあたしのなかに、

 ひといきではじまる、、

 あ、

 知られた場所へ絶えず流れ込んでくる、、

 あなたのような回転の時日が、

 私には驚きだ、

 私は諸方を見つめ、、

 このジのもののなかで育ってゆく、、

 どこから来て、

 どこへはじまる、、

 

 ある場所へ、

 時刻を迎えて、、

 私はひとり、あたたかくなった、、

 ここであたたかくなるということは、

 特別なことだと思うのです、

 という声におされ、、

 なんだか等しくここへ生まれていたのだ、、

 それが誰か、、

 私はどこか、、

 一点を見つめていても、、

 現実はただはらはらしているだけで、、

 分からない、、

 探りを入れる人の、、

 姿がここにあっても、