<2157>「太さを探す」

 まだそこにひとつ身体を持たせて、

 あなたはここへ続くのだけれども、、

 その揺らぎ、

 声の跡、を、、

 私は探る、

 次々に驚いてみせたあと、

 私は探る、、

 ここからどこへ潜って行きましょうか、、

 今はこの言葉のままになりながら、

 ここへ巻かれて、、

 静かな時刻を探る、、

 あたしは見る、

 すっと出てきて、、

 いまや太い線があらわれている、、

 

 私はその端に触れた、、

 どこからのものか分からないまま、

 その中身に触れた、、

 回転して、

 またそのなかを生きていた、、

 ん、

 生きる匂いがする、、

 私は太い、

 その方面のありさまを見て、、

 続きはどこに、

 ア、アア、

 漏れ出て、、

 今その方向、

 今その方途、、

 行方を見つめながら、、

 私は等しく生まれる、

 ここがどこなのか分からないまま、

 窓に、

 ドアに生まれる、、

 ここに声をこぼし、

 あたりまえに経過する、、

 ハ、

 ひとつのあらわし方、、

 あたしの形、、

 見事に集まって、

 それを順番に見つめる、、

 あなたという人、

 

 いままたその巡りのなかに戻り、

 あたしは声を出す、、

 身体のなかも笑う、

 ア、

 ひとしく生まれ始める、、

 あれもこれも見つめている、、

 ここに色を出す、

 音を出す、、

 静かに含まれて、、

 いままたかえる、

 勢いが出る、、

 ひとりの隙間、

 ものの振るえ、、

 それぞれが絡みながら・・・