<3200>「歩行のなか」

 この身のもの、

 あたし揃い、、

 あたしふざけ合い、

 ひとつの線に並ぶ、、

 ひとつのきりはなし、

 ひとつのあつまり、、

 私は含む、

 今に違いないもの、

 今から探り出すもの、、

 私はそこをまたぐ、

 どこから見る、

 どこからこの歩行を見る、、

 あたしはうちへ、

 はっきりとしたいろ、、

 あたしはよくつかむ、

 よく揺れる、、

 

 ひとの歩行の、、

 なかにある、

 すべての信号を、、

 すべて見つめ、

 あたしは気づく、

 ものにともり、

 ひとの勢いのなか、、

 そっくり見えて、

 あたしは光る、、

 ものつかまえて、、

 いくらも照らす人、、

 あたしは映像に、

 しっかりと入り、、

 それぞれの、声や、、

 形のなかを、

 行き来することになる、、

 あれら、

 すっかり始まったところで、もう、、

 私は下がり、、

 私は道の端、

 すべて転がり込む、、

 すべて駆け出される、

 すべて形で埋まる、、

 ものを畳み、、

 ものから生まれ、、

 あたしはすぎる、、

 あたしには日など、

 明らかに見え、、

 明らかによろこんでいる、、

 

 さあ、

 あたしはよく分からないまま、

 このつちを踏む、、

 からだ確認され、

 からだうごかされる、、

 うん、

 もののよくみえた場所、

 うごき、

 そこをつなぐ場所・・・