<2203>「私は泡を蓄えている」

 同じ色をして、

 まともに身体に当たるだけ、

 そこから流れる、

 あ、

 いまどこにもいない、、

 ものがさんざばらこのなかに入り、

 声もいない、、

 映像、、

 ただ駆け出して、、

 ただ水になっていく、、

 

 私は居ない、、

 私は居る、

 もののさくばしょに、

 ひとつの仕草で帰ってくるのを、、

 静かに見つめていました、

 それぞれの呼吸の、

 今ようやっと揃うなかにも、

 あなたはあって、

 身体はさわいでいます、、

 むつかしい、

 あたしはふれるのに、

 ずる、ずる、、

 からだは泡立っています、、

 その泡の中に住んでいます、

 これが、、

 長いこと当たり前に、、

 ここに集まっては、

 住んでいます、、

 人の揺るぎ、

 もののたぐい、、

 隙間のなかに、

 続々と生まれて、住んで、、

 私はおそれている、、

 こんな時刻が来たか、、

 こんなはたまで来たかと、

 

 私は泡を蓄えている、

 この肌もひとつひとつの時日をきいている、、

 ところどころその声をさせながら、

 私は揺らぐ、、

 ものが順に見えているものと知り、、

 ここへ揺らぐ、

 あ、回路、、

 あ、過ごし方、、

 ひとつの剥がれかたで、、

 これをどこまでも見つめる、

 ながい月日のその手の、、

 あ、呼吸という、、

 そのままの姿という、、

 ひとつひとつが跳ねて、、

 どうにも生まれるのよ、、

 私は目指し、

 遥かな花、

 声もここに当たる、、

 いついつのリズムと言い、、またまぎれる・・・