<1546>「生活と点灯」

 あたしはその都度たくみな方角を、指しているかのように、おそらくは見えてくることと思う、、

 どんなけ呼吸、、

 身体の中、ぐわりとねじ込まれていた、、いまや諸方、

 いくつもの集合、身体を打ち、身体を打ち、、

 あたしのなかを集める、、

 あたしのなかをふいに呼吸が駆け、それからで、集める、、

 なにがなしこのうたい、

 なにがなしこの抑揚の、均等な揺らぎかたに明らかな驚きをたくわえていたとすれば、いい、、

 それは、それで、派手な趣を持ちますから、

 そのままで転げていたらいいとは思います、、

 よほどのことと声を被り、

 なにがなしおくのほうへ当たり前に鳴っていたらいいと、、

 

 それは、照る、当たり前の角度を受けて、

 それは、鳴る、日がな一日、

 私は照明灯のなかに生まれなかったり、生まれたりを繰り返す、

 ほとんどの仕草になっていました、、

 振舞い、挙動の全ては映ったかもしれません、、

 その、明らかな輝きを持つようにして初めて踊りの全体像であることなどが漏れ出す、、

 したたらたれているのだ、

 と、それはどこにものあたりまえな声として伝わって来たのでした、、

 どこにものあたりまえな声はひとりでに振動し、

 ひとりでに、こちらの方を眺めてはいるのです、、

 こうそうなんどという響き、、

 はるかなところから、回転空間を、舐めるようにし、

 おっかなびっくりと、伝わって来たのだ、、

 私は、まっすぐな態勢をした、、

 響きが、全部漏れていき、それから全動作の中心になることを思えまして、、

 あとからあとから揺らいでくるようなのだった、、

 なるほど、、

 

 どんなけはじかれていましたものかどうかもここいらべではまるで定かにもならないようで、、

 生きている川は、、

 この方向へ、ずり、ずり、ずり、

 ずりずりと渡って来ましたよ、

 そうかそのようにして、諸方をうまく撫でて来たのだな、

 それで、不思議な香がする、、

 響きがいくつもの層に重なってとどいた、不思議な香の形になっている、、

 か、かの文字だということでしょうねえ、

 あたしがそんなにして見るのですから、、

 ただ、剥がれてのちまじわれる、あのひとつぶひとつぶの流れは、

 めにもの、あまりにも激しさが過ぎるのだろうと、、こたえて、、

 ずらり、ずらりと並ぶさまを肌にそのままでつける、、

 (あ、この泡の張りつきかたは、どこいらべでかよく知っているやつだ、それもうひとつ来い、もうひとつ)

 なにという色を、そんなにして持つことでしょう、、

 めのなかを巡りながら・・・、