<2240>「まともに、生の、線が多く」

 醒めたばかりで、、

 うん、いまに、ひとつと、

 言う仕草、、

 あたしはその姿勢を持ち、、

 諸方へ揺らぎ、

 どうしても、当たり前に、

 この方向へ、帰って来てしまう、、

 その流れを経て、

 当たり前に、

 ここで生きてきてしまう、、

 その流れを、、

 身体にたっぷりと含んで、、

 生きて出てきてしまう、

 ひとつの姿としてありました、、

 

 揺らぐだけなのに、、

 私の生には、

 あまりに線が多く、、

 あまりに生命体が多く、

 ひとはそのなかで膨らみ、、

 ひとつひとつの身体のなかに、

 音をさせ、

 まともにつながり、、

 ここへ見えてくる、

 きこえたいだけきこえて、、

 ここへ、

 流れてくる、、

 そのものごとのなかに私も、

 続けて住んでいる、、

 あれ、

 印のなかに、ひとつ漏れて、、

 また始まる、、

 また始まることに対して、、

 からだは驚いている、

 通ったもののなかに、、

 いくつも私が用意され、、

 それを拾って歩く、

 明らかな、

 さわぎのなかに来て、、

 そのまま巡って揺れる、

 

 なにをたのみ、

 なにに揺らぎ、、

 あたしはこのなかへ来て、、

 そっくり生まれ、

 続く声の中に、、

 ひとつ、

 身体を用意して、、

 ものとものとのなかに、

 ひびき、

 しびれ、、

 あるあたりまえのつながりを届けたのだろう、、

 あたしは知り得、

 ものもあちこちに分かれて、

 そっと驚いているものなのだと、、

 ひとつで確認する・・・