2019-01-01から1年間の記事一覧

<1102>「生一切声」

とこう駆けようか、見よう、、 過ぎ、過ぎ、経つ、見、ごろ、 うたのはやし、もといしょ、沈んしょう、、 うたがわしき、み、も鳴る、鳴る、 そして、合わそ、澄みそ、 もとより人は雨の後で、 雨の後ろで、、 しょういっさいごえ、ごえも、す、す、と鳴り、…

<1101>「新しい汗を辿る」

名乗り、 焦ることのない 誰 誰 ふたつに分かれた 呼び止める 順番にあなた わたし 過去、回転性の名前、 ただにひらく、 待ち受けている、 昼も夜も、寝ぼけたあたまもなく、 ひらく、 過去、ひとつのさわぎになる、 遠のき、かしぐ、 その名前と いつまで…

<1100>「亜熱帯」

と、見ると、 亜熱帯、止まっている、、目・・・ ぼんやりした、、 魅、、両手で顔覆う、の、 肌、は、やはり、、目・・・ 意味、、 ほか、うっちゃり、その、ながのしせんにすみ始めた、 こうして軽々とこえて、、 目・・・ あるいはぼんやりして、、ただに…

<1099>「香り、踊る」

香りは待つ。 ひとつ 待つ。と、ひらき、、たたまる、 また、や、 ひとつのは、ひとつのせ、、 もぐる、、触れてきて、 踊りやがる、 掛け、はい、ほぅ、おぉと 踊りやがる と、たび、、うなずき、 の、ように、越ゆ、 安心し切り、ただひたすらに、思い出さ…

<1098>「一声で眠る」

当たり前に声揺ろう ひとことめで揺ろ うつろ 小さな言葉、 あなたがたハッし、 熱のゆく場所、、 ひとたび、ふたたび、ほど。 おとずれる、、声はおろかはとつく息の、 手合い、 あらたに惑おうとす、 小さな指でこすり、にじむほど、 染(そ)むはひと音声…

<1097>「だから、ただ、」

だから、たら、またぐらは、た、からだ はたまた、からだまた、たまたまだ、 かたまったままだ、からだから、 または、ただ、ままなだけだ、 から、かたや、あたまだ、ただわたし 過去からや今、もとはと言えばただ、 浮き沈み持ち持たれてゆくのだから、 か…

<1096>「来」

く 、、もう く く 頃、 これから く こない こない く 「あ、誰?」 「誰か く?」 まじ まじ く おそらく く く すら、置いて く く なれば、ゆ く、ゆ く、ゆ こちきて く く (30分前には出発していて) く 結構 く 結構 こぬ こぬ く こちきて こ く …

<1095>「染まるさま」

とおるさま、みざま、揺れざま、はざまに 吹くと、 枯れて、、 の呼吸、も呼吸、と呼吸、 わざと、 音(おと)が違う 気が違う 嘘が違う またぞろ 少し 覗き、溢れる、かたまれる、よぎる 断る、 大人、それにもう大人、 聞き初(そ)め、得(え)初(ぞ)め…

<1094>「声の通う道」

欠けてくと声、走ると 見ると、 そばに、 、、 素朴な約束のなかにあなたを隠して そばに、、隠して また静かにはらう、 音(おと)もなく、 風は過ぎ、容れる、、 声、長う、流る、 波、そして駆け、、 吸う、、声、過ぎる、 掛け声 掛け声 見ぃ毎 振り、振…

<1093>「音声のまだらな生き方」

あくまで頑なな、 あくまで軽やかさ、名、扉、音声(おんじょう)、 進む ひとつ、そばで聞いている、、 まだき、まだみ まだらな 箇所、ひとこと、 その音声(おんじょう)の全き乗り方に、 ひと見はいつか尻込みしている、 尻込みしつつただにつかまえてい…

<1092>「ヒにあくがれ」

おまえさま、 ひとり またひとり おまえさま、 ひとり掛け声、、 よぅ よぅ ぼ、ぼ、ぼぉ おまえさま、あくがれ、 ひとことめにはうんと言われ、 おまえさま、 あなたはしわがれ とく とく 響け かかれ ながの響き、 山奥へ進め、穴を目掛け、 ぼぅ、ぼぅん…

<1091>「ある暑い日に」

大きな風車が浮かぶ、、 野球帽の下に小さく収まっている、 のどがかわく 涼しい、 全然見たこともなかった人たちが今日も生きている、 記憶の蓄積から、机から遠くに来てしまった、 駅はどこだろう、 何を食べている? それにしても何故ここまで晴れている…

<1090>「墓石の傍で」

昼間 墓石 昼間 墓石 それは、あなたの仕組み、 あなたが仕組まれたあとで、 ただ水が流れているところで、 おとがなにも譲らず、 過去に笑みを浮かべながら持ち上がってくるところ 過去は吹かない、 墓石が揺れている、 墓石がわれさきにとたわんでくる 行…

<1089>「あふれる」

かなり鳴る、それも、鳴る。 ひとりで目を逸らしていた。 ところがひとりで聞いていた。 言葉は誰か。 間際に鮮やかに跳ねる。 潤いと音(ね)、、 あるいは長話、 ひとが再考し再考し再考し溢れる。 耳元で鳴る、 壁にもたれかかりぼぉぼぅぼ、トしていた。…

<1088>「千度四度」

なにぞ、なにぞはじけとやん、 はじけとぅりゃん、 おの、おのが語りとぅ見りゃん、 さしもの色(いろ)、言(こと)は、 混じ、混じ、混じとも、 まんじともせず、、 ひと見ひらくは、そのほあのほ 跨ぎ 夢ならん絡むまど‐い、見し おん無き場所絡む、盛(…

<1087>「目新しい日の言語」

のき、あふれ あおぎ、はりつく それも鮮明に、、 音(おと)もなくのびるイメージの隙間々々に、 風に沿い、まわって 目新しい言語として ひそかに走っている、 まわす まわす まだかく曖昧な身振りのなかえ、 一度となく、となく、ながら、求め、進み、 ふ…

<1086>「蠱惑、オレンジ色」

語りかける、 君はそこへ立って説明をしなさい、 しかしわたしにはわたしの連続性があるのだとまずは語ってください これは誰のことだろう 待てよあなたのことか、 あなたあくがれ あなたのことか、、 まちをすみやかに過ぐ、 わたしが歩くことか、 そばには…

<1085>「手のことだけ騒ぐ」

ややあって、明けた なにもたがえなかった、 ひとまず聞いて さらにさらにスムーズになっていった 身体(からだ)に従えばはやかった 遠くまで溢れて、、 ひとり椅子に座り受け止めている、、 呼吸がしなくなる、 おだやかな昼間だけになる、、 時間がない …

<1084>「真黒く揺れる」

緊張した目、 目の緊張、 そこにはくらい、くらい影 ひとりのひとが あまりにも真黒で、、 緊張したひとりの影が、、 なにもないものかなにも真黒なのか、 人々はどうしても、その、、 ひとりの・・・(ひとり、の・・・) ひとりの黒い影に苦く引っかかって…

<1083>「瞬間の生き物」

遠くまで届く時間のなかだけにいる訳にはいかない。 大概は流れ、今として流れ、また同じものが重なる。 あるいは風景と、ただのざわめきと目が合って、 回転が 遠のきが 和やかな色が、 異なる瞬間を示してしまう。 瞬間の生き物、 わたしは分かれ、重なっ…

<1082>「汗が落ちる」

ひとつ呼吸する ひとつめで呼吸する、 さあ、 現在限りこの軽やかな音(ね)を聞いておるのは誰だろう、、 いくつもの湧き立ちにもたれてこの音(ね)を聞いているのは誰だろう、、 あくがれより新しくなった、、 わたしはただに膨らんでいるはずだ、、 まば…

<1081>「ヒ」

大きな声、 夢に違いない、 増えている、、 順調に動く 重ねる、、 ヒ、 同じヒ、 燃す 意識 二言目には意識 突然何事も黙り込む 過去集む なずむ ひらたいヒ ひらたいヒのなかに、 所狭しと熱 ひとり燃え上がり 集む 機械的な感覚 笑う 時がかかる 赤らめる…

<1080>「手になり、記憶になり」

今日も 速度を持って 生きていて 手に負えない 生きていて 速度ながら 今日を持って 負えない 手になり 記憶になり 手すさび まどろみになり 夕べ 速くなり 速くなり 明日 明日に居て 揺れないで なにの話 見えない 見えないで 今日ながら 負えなくて 生きる…

<1079>「声か、嘘か、空気」

だれ重なった、おそらく ひとしく誰が またふと立った、すぐ立った そばで誰が、、 かたまりのなかに ひとむれ、 ふたむれ、そこで、、 アトモスフィア、のなかに、まぎれ、 垂れる、たれか、 わずか、、過ぎて、 いくら、、まるめてゆ のどに 先に まるごと…

<1078>「限定的な言葉」

そんなこと言われても困ったな そんなことをあたしに言われても、一体あたしはどうしたらいいのか、 それであたしはいつもこうしている、 だからどうなのかがよく分からないものが溜まっていくので、 どうにかしようとしてこうしている、 話すそばから得て …

<1077>「こちへうかばんとうえ」

こちへうかばんとうえ おうい、おい こちへ、こちへうかばんとうえどうなさい あじゃん、そちこちゆきなさるんか ゆかいかん、いかん あんだらこちさうかば、またけたいなことあんなさしょうが、 うかばんことにゃさーしらいでね おうい おうい、おい あじゃ…

<1076>「言葉は脂汗」

さくる さくる さくる さくるはなんのきなし さくるはなんのきなしながら、 言葉は援軍であるな 言葉が援軍でなければ一体なんだろう 経験はまた言葉たれ 経験はいまだに意味の通らない言葉で回れ 意識もただそこで泡立て 回れ あたしは歩速を一(いつ)にす…

<1075>「濡れる葉」

なま、けたましい、 なま、 ぬら ぬら ぬ け、けたましい 過ぎ 落ち葉、 さかさまに乱る、ノ、よ、 探り そっと、そっと蕩尽、 触れて かきくしゃ(に)かきくしゃ(に)なる、 よるやく、明きはじめ、 ひとことのこのこと さぶしう さぶしう あからめにひゅ…

<1074>「けたいと、液」

もとは 色 もと もと もと暗い、 ほの、ほの、ほの、 あか、るい、よう、よう、よく見てて、 うち、うち、そと、 その 明かり、より、過去、文字、 けたい、けたい、けたいなひと、ひと、ふで、 ひと、液、たらし、ひと、たらし、、 なまの、なまの、なまの…

<1073>「完璧な一日」

完璧な演技で全てをすっかり騙してしまって、 さて部屋に戻り(お湯を沸かして、コーヒーを飲みながら)、 テレビをつけ、野球を見、 イニング間の弛緩期に、 ゆっくりとほくそ笑むのだろうか、、 (一点取られた) いいや、ひどくどんよりとするだろうと思…