<1097>「だから、ただ、」

 だから、たら、またぐらは、た、からだ

 はたまた、からだまた、たまたまだ、

 かたまったままだ、からだから、

 または、ただ、ままなだけだ、

 から、かたや、あたまだ、ただわたし

 過去からや今、もとはと言えばただ、

 浮き沈み持ち持たれてゆくのだから、

 からだ、

 だれてくのただ、いざ立ち上がる、境界もなく、ゆら、ゆら、ゆら・・・

 確かに眠ったままだ、まだ、

 起き上がらなくて起き上がらなくて歩いてて、

 てて、てて、てて、

 もて、きて、みて、うち、揺られ、

 まだ、そと、まだ、

 あたまからあし、絡まるよあし、あしみてきて、

 まえ、

 のめり、のあと、のめり、動き、もどく、

 まだ、まだ、

 ほとつく息、ふとつく息、はとつく息、

 だから、まだからだのなかだから、

 呼気、呼気、吸気など、

 みてもてきて、

 さけび、ひとつで笑う

 あなたまたからだのなか、

 もちともちとさきで揺れる、揺れる、揺れる・・・