<1102>「生一切声」

 とこう駆けようか、見よう、、

 過ぎ、過ぎ、経つ、見、ごろ、

 うたのはやし、もといしょ、沈んしょう、、

 うたがわしき、み、も鳴る、鳴る、

 そして、合わそ、澄みそ、

 もとより人は雨の後で、

 雨の後ろで、、

 しょういっさいごえ、ごえも、す、す、と鳴り、

 響く、

 おとやあが、があがあや、やがら、

 すわ、すわ、しょういっさいごえ、

 ごえ駆けんしょう、

 ざんざらざらざ、ざあざあや、

 かわす かわす かわす、淀み、とめ、もだえ、

 墨一切をとひく、

 をとひく をとひく、もとひく、

 垂れれ垂るろ垂ろうともよ、ことは、

 おとずれいっさいをとひとりまうしあぐ、

 まうしあぐね、

 ほとりほと、ほとりと落とし、日(ビ)、

 まろうで、と、すみ、そむ、一切は雨、

 流れれ るればや ば、ばやと見、

 ざんざんざらざ、ばらばらや、

 やどう、み、ひとり、そむもののなかからいづ、