人間は、
皮膚ばかりを、
知っている生き物です、、
あたしは、
当たり前の、
何も起こらない1日に対して、
おい、現実さん、
お前はあまりにも静かだな、
どういうつもりで、、
あなたはこんなに静かなんだ、
と声掛けしますね、、
でも、
あたしはそこで何か、
疑問に思う訳ではありません、
ただ静かだなと、
ひとり思うだけです、、
あまりに静かに、
もう随分前に、
思い描いていた場所に到達している、
それに驚いている、
そんなことを、
人に上手く説明することはできません、
こればかりは同じ身体を生きていないとね、
どうにもしょうがない、、
環境と、
一緒に生きているのが我々ですから、
全体的に、
くらく、
重たい空気であるというのを、
感じることがある、、
そこではしゃいでもだめですね、、
そこでゆっくり動きができてくる、
からだがひらいてくる、、
ねえ、
お水ちょうだい、、
私は、
無言でかたまってしまった、
ねえ、
だれかが布団で寝ている、
それは、
何か衝撃を受ける類の、
出来事であるかもしれないね、、
もっと奥に、
雨と一緒に忘れてしまったものを、
ゆっくりと引き出してくる、、
私は、
そのぐらいはてまで、
ゆっくりと到達してしまったのを、、
ひそかに感じている、、
あなたのからだだけが、
心の中に、浮いた状態、、
ねえ、ねえと、
連続して重なる、
声の中の無限の悲しみ・・・