<1318>「小さな袋を透過する」

 陽の下で、小さな袋は、緊張する、、

 緊張のすぐそばへ、陽が、もう、、ひろがり尽くし、、

 人も、まだ乾いていた、空間も、誘いも、揺れて、

 一歩が出る、、

 はっきりとした、色、は、少し、恐怖を、映しているようで、

 順次、呼気が、呼気、それを目掛けて、

 それは多量なほどの円を描いていくか、

 いくかしら、

 

 私は陽の下に出ていると、、

 そのままで、マで、ただ、全調子が、もう、この、振るえるほど、そうで、

 まったくおそれている、何かを、、

 

 どこからこのかたいものが順に溶け出してゆくかを知る方途がないままでいるような、、

 それは、高めた、、緊張の、、

 しかし陽の本当に先端、、

 私は垂れて、垂れて、垂れて、、

 まったく、土の、土煙の匂いのなかに、

 一層の振る居が垂れて、

 一層の、、

 

 一層の言を映した姿、、

 めくれていて、

 めくれたままで見えていて、、

 順次、、繋ぎ、また、剥がれるとき、少し、少し、音が鳴っているのに、人は、触れ、気づき、新たに、

 見る、、

 

 私は陽はためらいなしに照らしている訳ではないと思う、

 きっとおそらく回顧するだろうと思う、、

 どこかが大き過ぎると、

 響き過ぎると、おそらく、どこかで、思うに違いない、

 思うに違いないが、、

 

 まったく静まって、、

 なにの音だか、、声が立つのか、少し、足されて、、全体が、まったく静まり返っていて、、

 過ぎていて、、

 増えているもの、ひとり戸惑いを見せている、、

 緩やかな香りの陰に静かにのびているとそれとは知られないままに、

 

 どこか、方途が、まったく途方もなくひらかれた、行方が、行き方が、どうなる、立っている、、

 立っている、流れている、立っている、

 凝固して、まったく、、空気が、立っている、、

 まったくの騒ぎのなかの手、、

 まったくの騒ぎのなかの手、を見ている、

 鈍重な、なお、鈍重な、、もう、見ていて、手を、一心に、それも、振れて、振れて、振れて、見ている、

 見ている、

 かたはしからかたはしへ逸れて逸れてまぶされた、

 陽のなかへ、ひとりの粒として、

 粒を持つ手として、流れとして、ほうけとして、、静まり返っていたところで