知らないひと、、ひとり、知らないひとよ、、
わたしにふうあいを、
わたしにふうあいを伝えてくれ、、
知らないひとよ、闊歩してゆけ、
階段をのぼり切ったところで、振り返り、うつむき、静かに呟く、知らないひとよ、、
同時代人の前で、さびしく笑んでいる、わたしの知らないひとよ、
当然の輝きを持ってそこを曲がれ、、
見えなくなるまで、とうに見えなくなるまであなたの呟く声よ続け、
わたしは知らないひとになる、、
いくらでも輝かしい知らないひとになって、
無口で、優しく笑んで、階段をのぼってゆく、、
その先でまた振り返るだろう、
うつむくだろう笑むだろう、、
問答はややもすると続く、、
あなたの輝きの秘密にいつまでも祝福なれ、
ひそみ、あらはれて、満開にはじけれ、
交わせ 交わせ とんだ冗長なる時間も、
なにのために交わされているのか分からない言葉も、
ここに混ぜて、
試みに笑んでみてくれ、
それはさわやかで美しいあなたの後ろ姿を想う・・・