<2285>「笑んだ、身体をおもう」

 あたしは肌の真正面に居、

 その、素朴な時刻に沈みました、、

 ええ、

 どこからどこまでも通り、可能になる、

 そういった場所で、

 いつも過ごしていました、、

 ここはどこだろうか、、

 困惑する人の列のところまで、

 はっきりと入って来ていて、、

 私は、驚きます、、

 これが勢いの、

 私のなかの育ち方、、

 それぞれにものがアくと、

 私は驚いて、

 突然のしらべへ向けて、

 帰って行きます、、

 

 なに、

 大きな時刻と、事件を挟み、、

 あなたは真正面へ生まれていた、

 身体を寄越し、、

 その速度で、

 身体中が揺れながら、

 あなたは硬質、

 私はしがみ、しがみ、

 しがみ、

 はたして違う面へ出ていた、、

 あたしは上手く触った、

 次々に起きる、、

 ものが次々に湧いた、、

 それからひとつの声が届く、、

 私は遠方からそれを硬質へ、

 徐々に変えていく、、

 人が、

 人が紛れ、、

 私は声にしていく、、

 上手く声にならない、、

 実体を持って、、

 その先で生まれていく、、

 上手くリズムにならない、

 その後も生まれていく、、

 ここで生きていることになる、

 身体を、おもう、、

 

 知られているものごとの、

 かたわらに、、

 びゅう、と、しらない風を吹かせ、、

 あたしはどこまで来た、、

 こんなところへ出るとは、、

 ならば時刻を揉んでいこう、、

 それ以外の姿のため、

 私は歩いていこう、、

 この気のなかに流れ、

 いま、ひとりで、存分に、始まって、、

 私は、笑んだ、、

 からだのなかで、笑んだ、