続けざまに聴こえるわたしには聞こえる
なべてあるその他(タ)、わたしには聞こえる、、
鐘の音(ね)はいつか衰えている、
わたしを挟む
わたしを弱い波でかなしく挟み込んでいる、、
全景がやや色(イロ)を捨てて悲しくなる、、
さけび 走る、、
いくらかずつ繋いで 繋いで、
音(ね)のなかに巻いて 巻いて、、
ふさぎ込んだ表情から 静かに閉じられた手のひらから、
わけもなくぼぅぼぅと煙ののぼるとき、、
ひとは鐘の音(おと)をまた意識し始める、、
ささやかながらもそれは色み、、
飾られたあわい、
染(し)む 染(し)む 音(おと)、、
さそい、、
胸のなかに丸くなってゆくひろがってゆく、、
そっと言(こと)は音(おと)は鐘にすべらせ、、
肌はあわい、、
また撫づ風もあわい、、
さそい、
あまりに静かなのでその場に立ったままでいる、、
風がする