2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧
「性欲しかない」 という悩みを打ち明けると、 「何だ、ただやりたいだけじゃん」 と言われてしまうことがあるのだが、このふたつには明確な違いがあると思っている。 性欲というのは、自身の内側から生まれてくる、いわば本能的な欲求であり、生理現象のよ…
別に、わざわざ嘘をつきにいった訳ではないのだが、事の成り行き上、なんとなく嘘をついたままの状態になっているものがある。 もしかしたら普通は、嘘をついている状態のとき、 「バレたらどうしよう・・・どれくらい落胆されるのかな・・・」 と考えるのか…
「人生とは、連続する点のようなもので、瞬間々々というのは断続的なものである」 というようなことが言われる。過去から未来へと向かって、ひとつの線が繋がっているのではなくて、断続するその瞬間ごとで、その都度人生は完結しているという考えだ。 確か…
監督の、(おそらく)突然の思いつきだった。 『よし、これからは試合前に俺のところへ来て、「監督、今日の試合に出させてください!」と頼みに来ない奴は、試合に出さないからな』 周りのチームメイトは皆、 『なんだなんだ? 急に何事だ?』 というような…
今となっては、どうせ嫌そうな顔をして冷たくあしらわれるだけだと分かっているから、相談しに行くことは無いが、以前は、別に何があった訳でもない、具合が悪い訳でもないのに、何故だか気分が落ち込んでいたときは、 「何でか分からないけど、気持ちが塞い…
何か気に食わないことがあったのであろうとき、家族は私に対して、つっけんどんな態度を取る。当然私は、そんな態度で接せられると、イラッとする。 そして、そういう態度を取られたこと自体にもイラッとするが、それ以上に、 「不機嫌なときには無理して自…
愛が分からなかったあの人は、それでも、それならと、目一杯、状況を整えるために苦心してくれた。私が何の不足も感じないよう、精一杯の環境を整えてくれていた。 それなのに、私の顔には不満の色が浮かんでいた。困惑の色もまた。 「何が不満なの?」 あの…
たまにと言うべきか、しょっちゅうと言うべきか、私は、醜いと思われても仕方のないような事を書いたりしている。 そんなこと、わざわざ書かなくても良いのでは、と言われてしまいそうな醜いことであっても、定期的に書いているのは、 「確かに自分の中にそ…
自分は虫が嫌いなのだと、ずっと信じてきたが、それは自分に、 「虫から逃げる余裕、虫には関わらない余裕」 があったからなのかもしれないと思うようになった。 というのも、虫と関わらざるを得ない場面、避ける余裕がない場面に置かれると、途端に、虫と接…
『なんとお気の毒な・・・。誰かに助けを求められなかったのだろうか? 助けてと言える相手がいなかったのかもしれないな・・・』 などと、自ら死んでいった人達の話を聞きながら、勝手に気の毒がっている私は、果たして、いざというとき、誰に助けを求める…
以前、『この場面は、ポーズとして怒るべきか』というものを書いたのだが、今日はまた、 「ポーズとして怒るべき」 別の場面について書きたいと思う。 その場面というのは、 「相手が、私を怒らせたいが為に、ニヤニヤしながら近づいてきて、嫌なことを言っ…
「そんなこと言うけどさ、この先ずっとひとりだったら寂しいでしょ?」 羨ましかった。 誰かと同じ屋根の下に居れば、物理的な距離が近ければ、 「ひとりじゃない」 と感じられる人が羨ましかった。 どんなに物理的な距離が近かろうが、同じ屋根の下に収まっ…
『毎日々々同じことの繰り返しで、もう嫌になっちゃうよ・・・』 というような愚痴は、割と一般的なものであると言うことが出来るだろう。 もし、本当に今のサイクルが嫌だと思っているのなら、自分で考えて、それを変えるために動き出せば良いのだが、そう…
『家族の反対だとか、そんなことは気にしないで、自分のやりたいようにやりなさい』 『友達の評価など気にかけずに、自分が「この人だ」と思ったんなら、素直にその人のところへ進みなさい』 というようなことが言われる。 私自身は概ね、これらの言には賛成…
歳を取れば取るほど、時の流れが速く感じるようになるとか、日々を忙しく過ごしていると、時間の過ぎるのが速く感じるようになるというようなことが言われる。 私は、年齢や忙しさの度合いなどに関係なく、いつも、 「時の流れは速いし、遅いなあ・・・」 と…
ただただ萎えている。何の原因もないままに、ただただ萎えている。 本当は原因があるのかもしれない。それでも、萎えているときに原因を探そうとすると、嫌な記憶ばかりひっぱり出してきてしまって、余計に萎えてしまうから、ただただ萎えている。 ただただ…
例えば、明日の朝7時に起きなければならないという状況があって、私自身が睡眠で十分な満足を得るためには、大体8時間ぐらい眠る必要があるものとする。 この場合、私は前日の夜11時くらいに睡眠を開始すれば良い。睡眠開始時間がこれより遅くなると、十…
「これって、Aだよね?」 と自信を持って相手に確認すると、相手は、 「いやいや、Bでしょ」 と返してくる。 私と相手、どちらも自身の記憶に自信があるから、AだBだと譲らない。 「それじゃあ、調べて確かめてみようじゃないの」 ということになり、調べて…
私は、散漫と没頭の中間ぐらいの状態をキープすることが苦手である。一度自分の世界に入り、そこで没頭し始めたのなら、しばらくその状態から抜け出したくは無いし、誰かによってその状態を中断させられると、ものすごく不愉快な気持ちになる。 例えば、本を…
私はお酒が好きだ。もっと言うと、酔っぱらったときのフワフワした状態が好きだ。どうしてその、フワフワした状態が好きなのかと言えば、単純に、その状態に自分がいるときの心持が良いからというのもあるが、それ以上に、 「起きながらにして、思考を停止さ…
ここのところ、日中は暑くて、夜は冷えるという天気が続いた所為か(本当は天気の所為ではなく、自分が夜、腹を出して寝ていただけである)、やや鼻水が出たり、喉がイガイガしたりと、風邪のような症状が身体に出てくる、というようなことになってしまって…
一昨日書いたことにも繋がるが、過去の私と今の私は、同じ人物でありながらも、全く別人であるということが言えると思う。しかし、その事実を心の底から納得しているかと言えば、納得できていないというのが正直なところだ。 つまり私は、過去の私と今の私と…
実際に何かを言われたり、されたりしたのならば仕方がないが、何も言われたり、されたりしていないのに、 「絶対に、私のことを悪く思っているはずだ・・・」 であるとか、 「絶対に、私のことを嫌っているはずだ・・・」 というように、勝手に自分で判断し…
人にしろ、天気にしろ、日の巡りにしろ、それが動いているというのは良く分かるし、捉えやすい。 一歩前に足を踏み出す。そうすると、元いた場所からは、いくらか動いているし、天気で言えば、雨粒などが、空から落ちてきているのは良く分かる。 しかし、動…
自分の書いたものを読んでいても、人の論考を辿っていても、結論のところに来ると、何か、とってつけたような、無理やり拵えたような感じを受けることがある。 特に、哲学的な、答えの出ない問題について書かれている場合、その思考の過程を辿っているときな…
気持ちは良く分かる。そこについての勉強を深めれば深めるほど、専門になればなるほど、 「皆は、どうしたら正しい方向に向かえるのかが、分かっていないんだ。私が導いてあげなくちゃ。その為には多少無理やりにでも・・・ 後で絶対評価してもらえる」 とい…
私は一応、自分の部屋と呼べるものを持ってはいるが、それは畳の部屋であって、洋室のようにドアなどがついている訳ではないから、家族の行き来は割と自由に行われているような所がある。 それに、ベランダに隣接されている部屋であるから、洗濯物を出したり…
「死ねよ」 という冗談が、何のためらいもなく頻繁に交わされ合うことに、私は激しい違和感を抱いていた。 中学生の頃の話である。普段の何気ない会話の場面で、特に相手に強い恨みを抱いているようにも見えないのに、平気で、 「死ねよ」 という言葉が放た…
日頃から私が書いているものを読んでくれている人、そして私に近しい人ならよく知っていることとは思うが、皆が当たり前に馴染んでいっている性愛関係というものに、どうも上手く馴染んでいけないという悩みを、私は持っている。 おそらく、上手く馴染んでい…
ある人は、 「毎日やることだから、無理しないように、適度にやればいいのよ」 と言う。 またある人は、 「毎日やっているとは言えども、それで力を程々に抜くというような事はせず、キチンとやって行きたいのよ」 と言う。 実際に、状況を見て適度にやるだ…