あたしはまだからだを縫う、
そこへ走る、、
そこ、
一地点だけを捕まえてもなにもない、
私は走っている、、
私は数限りのない、
その声の延長、
ずっと先の方へ、
まともに走っている、、
まともに絡まって、
あたしは、
これはなにだと確認するまえに、
秘密は、
こんなに簡単に待っている、、
なにもなく、
なにも起こらず、
ただここで待っていたいかというと、
どうもそうではない、
無数に張られた糸のなかへ、
あたしは混じっていく、、
あたしはそれぞれの声に、
それぞれの姿を見留めながら、
ゆっくりと、
それらのなかへ混じっていく、、
あなたは吐く、
いや、
汗をかいている、、
ひとりでこたえねばならない、
私は外を向く、、
この景色のなかに、
続かねばならないと、、
私は知る、、
私は多分、
この汗をかかなくて良い場所を、
ふらふらと探してきた、
しかしそんな場所はない、、
生まれたばかりで、
どこか存在の下から不安な、
そういうもののなかで、
あなたは生きる、、
あなたは現に、
ここにいるではないか、、
しらない時空へ飛んで、ここに、、
それを受け容れ、、
あなたはずっと先へ、
飛んでいけるのではないか、、
私は膨らむ、
どこの運動、
どこの豊富な量、、
私はいくつかくぐる、、
ここをくぐらないではじめられる一日はない、、
かならず来る、
そして、
かならず生きている・・・