<3046>「からだの底に着く」

 かたちのなかに来てね、

 あたしは割れる、、

 なかの、液が、、

 しずかに音を立てて、

 ここに染みるまで、

 じっと、待っていてください、、

 からだ、待っていてください、

 よく分かるこの色の、

 しずかに過ぎた興奮、

 私はそれぞれの色を見ており、

 それぞれのなかに埋もれ、

 からだから、

 異なる印を取っています、、

 そこにあなたが現れ、

 わずかにのがれていくと、

 その、

 しずかな形のなかに見えるものがあります、、

 

 私はつながり、

 しずかな網に、

 身体を置いたままで、、

 ものを見つめる、、

 ものからなかを見つめる、、

 あたしには知られて、

 しずかな渡り、、

 しずかな声の先に、

 あなたが控えている、、

 あなたが通路に浮かび、

 それぞれをひきあげている、

 横から吸い、

 まったく水になって、

 どこまでもながれる、

 どこまでも形になっていく、

 私はふたつ、

 かたちのない魔法のなかで、

 しずかに集まり、

 しずかに方向を確かめたあと、、

 私はくらい、

 その一瞬のなかに、

 わずかな、

 命に違いないものを集めていく、、

 

 からだふたつ、

 からだいくらでも用意する、、

 あたしは、

 使われて、使われて、、

 からだの底に着き、、

 もののたいそうな構えのなかに、

 静かに入るんです、、

 静かにかたまって、

 私の中へつながるんです、、

 私の中へかさなるんです、

 しずかな夢です、

 今ここはどこだろう、、

 私は作りながら、

 その世界の外へいたり中へいたりする・・・