<1973>「生命束の青」

 割れたもの、

 一の、道に立って、まっすぐに、、

 それは、時刻の中で回転する、

 突拍子もない目を見ている、

 あれ、なにとのう、は、浮きながら、

 徐々にこちらへ、迫って来ると思われる、、

 裸足でついた、、

 そのさわりのところに、

 あなたは生命束、、

 ずっと身体を向けながら、、

 あなたが立っている、生命束、、

 温度が、次々に、向かってくるのだ、、

 

 あれ、胞子、、

 無限の隙間がアいて、、

 私は、身体をそのなかへと迎えなければならない、、

 その時刻へ、触れていなければならない、

 どこからこの声は来た、、

 あたしは帽子を被る、

 あたしはプレイする、、

 水分で、砂を伝い、、

 そこに自生する、

 自生したものからの、いくつかの揺れが、、

 ここへ、見るものとともに、響いたのだな、、

 私は待っていた、、

 束のまま、記憶のまま、、

 ここで待っていた、

 無限にカホウへ響いた、、

 あたしは、ただ、液のなかから来た、、

 それを、ただ、呼吸ひとつで、

 承知していただけだ、、

 たくみなヒから来たのだな、あなたは、、

 どこからか分からないけれど、

 その様子にすっかり混ざっていたのだ、あれは、、

 ヒだった、

 間違いなく緑の温度を含む、ヒだったぞ、、

 ヒだったぞ、、

 

 タの揺れがいくつも届き、、

 いくつもかむる、

 あたしは方途をかむり、、

 今そこからそっくり出て来る、、

 あれだな、感情位置、、

 とくと含み、あたしはまた、感情のかけハに、

 静かに手を渡す、、

 誰かにシズカニ手を渡しているのはコワイことですね、、

 そうですか?

 ええ、だって、次から次へと、

 あたしの粒が漏れているではありませんか、、

 なるほど、、

 この連結部分から、

 少なからぬ声がする、、

 お前も、誰だか知らないが、混じってくれ、、

 具体的な燃焼器官よ、、

 粒をもっと、混ぜてくれ、、

 私は、ヒのなかで、青い色になる・・・