<2108>「物の暗がりの複数性」

 生まれてまもない、

 暗がりの時刻を、

 そっと見つめて、、

 あたしはここに複数の粒があることを確かめる、、

 無限に出ていて、、

 あたしはその作法をきけた、、

 ここにただあるなら、

 私は触れて、、

 液とおんなじになる、、

 姿も知れて、、

 際限もなく混じっていく、、

 

 ここから水も分かれ、

 あたしは幾筋にも浸かり、、

 その物事を数える、

 その複数性に身体を寄せる、、

 あたしはひらき、

 それぞれの短い発話へ、

 自身を用意する、、

 ア、

 なにだろう、

 あなたはこんなところにいて、、

 勢いよく生まれてくる、

 ア、なんだろう、、

 この場所はあたたかいかどうか、

 判断がつかない、

 私は暗がりの方へ、、

 時間で急に生まれて、

 ぽん、とどこまでも跡をつけていく、、

 アア、

 おそろしいとあなたは思うだろう、

 この道に次々に浮かんで、、

 懐かしくもありますか、

 身体は垂れている、、

 この苦のなかに入り、、

 私は見ている、

 

 見ているものがただの新しいヒビで

 たれかな、

 たれかな、、

 たれかな、と、ひとりふるえているものとして、

 ここには、ある、、

 ここには、その姿のあたらしいイメージがある、、

 は、

 はてからこんな温度で来て、、

 私は驚きました、

 いつもこのような、身体の現実を言って、、

 ひとつひとつ育っているものなんだ、

 などと思うと、、

 私はたまらない気持ちになる、、

 私は地面の方へ身体を寄越す、、

 あ、

 なんていう騒ぎなんだ、、

 身体がはじまり、

 私は初を抜き、、

 ここに線の興奮があることを知らせる・・・