<3172>「もの世界」

 ひとかたち、

 ものにあつめられている、、

 わずかかたち、、

 わずかにあつめられ、

 あのひたい、、

 あのみちのりのかたさ、、

 かたちうしろむく、、

 うしろふくたのしみ、、

 どこからの想像、、

 想像から、

 まっさきに垂れていくこと、、

 はなつ、

 はなつ先から、

 どうどうと揺れていくこと、

 私は見ている、、

 それはふたつの液の流れ、、

 流れながら、

 あたしつくろって、、

 

 あたしみてほら、

 あたし存在の、、

 さいはてのところで、

 しずかに踊る、、

 しずかにたくわり、

 しずかに結ぶ、、

 あとにさがり、、

 あとから結ぶ、、

 ものが出来、、

 ものが住み、

 いまはふたつ、、

 いまはふくらみ、

 あたし自身がたかなり、

 たまらずさわぎ、

 さけび、、

 ふくらむことを知る、、

 あいと、

 しずかなふたつのこと、、

 しずかなふくすうのヒ、

 ひそみ、、

 まだ順に立てていく、、

 まだ順に濡れていく、

 かならずと、

 ひとつ言いながら、

 徐々にその場あたたまる、

 徐々にかなたふきだまる、、

 

 ものは世界、、

 ものはうつむき、、

 ひとつひとつのかたり、

 ひとつひとつのまなび、、

 まとめ、、

 まだしらないひとつひとつのゆらぎ、、

 あふれて、、

 あわさってしらないまま、

 いくつもつながる、、

 いくつもはがれる・・・