<3018>「最初期の水、奥の重さ」

 まともにあつまる身体、、

 ああ、

 そっくり重さのなかに、

 ひとつひとつ集まっていく身体、

 どこからふえていくのか、、

 どこからまきこみ、

 あたしがからだの最後、、

 からだの最後方から、

 ここに辿り着いたのだと、

 ひとりでつぶやいては、

 からだをつくりあげるのに、

 どうにも訳が分からないまま、

 ひとつの道、

 ひとつの方法を、

 素直にあけることにしている、、

 

 あなたが存在の際で、、

 静かに汗するのを、

 私は見ていますよ、、

 私はひじょうなからだのさいしょ、

 最初期の汗、

 最初期の水、、

 全部が回転する、

 全部が紛れて、、

 ものが発する、

 そのリズムのさなか、、

 あたしは入っています、

 重さに入っています、、

 ぐっと、

 ぐっと奥へ、、

 あなたは入っています、、

 これでは生まれるものが生まれてしまう、、

 あたしにはいくつもの、

 光線のことがよぎり、、

 からだは、おどろき、、

 あたしのひとつのものの先へ、

 しずかに作られてくる、

 その存在を見ています、、

 

 あたしはからだを掘る、、

 これにつぐもの、

 これにいつものからだをひとつずつ作るもの、

 あなたは用意する、、

 あなたはしずかな光線を、

 からだのなかに用意する、、

 さあ、

 よくは分からないながら、、

 このはじめのあなたの生まれを、

 ゆっくり見てくださいね、、

 あたしだって泡立ちますから、

 もっともっと先へ、

 どこにいるかが分からなくとも、

 あなたは浮かぶのですから、、

 ね、

 少しずつきいてください、、

 あなた、ね・・・