<3019>「あれはてたからだの物語、液時刻」

 この行為はなんだ、

 今絶え間なく、、

 私のなかにつながる、

 ひとつの糸を掴まえて、、

 からだを奥へ、奥へ運ぼうとする、、

 この行為は何だ、、

 私が静かな平面に、

 綺麗に揃い、

 その先へ向かおうとすること、、

 私には果て、

 からだを進めながら、、

 私には膜、

 

 汗がはたらく、、

 どこか遠い記憶の底の、

 あれが汁にあたる、、

 そのあいだ、、

 なにだ私には、、

 忘れ去られた風景の、

 一時点の繰り返しが起こる、、

 そこに存在すること、

 そこに声がはじまること、、

 私は生き物になってきた、

 からだからつながり、

 普通に届く、、

 さらの生き物になってきた、、

 このあたりの新しい、、

 しずかな化物に、

 回転してあなたに当たる、、

 ひとつの通過地点に、、

 ものもながく、、

 ものもただ正常に来て、、

 あたしは待つ、

 あたしは行動する、、

 からだを投げる隙、、

 準備がいよいよ出来てしまっていること、

 何かが起こってしまうかもしれないこと、、

 大きな、

 事故の始まりかもしれないこと、、

 

 あれはただの興奮、

 あれはただの液時刻、、

 あれはてたからだのものがたりが、

 今をする、、

 今からまた先を急ぐ、、

 からだははてる、、

 はてて、かわいて、、

 水のなかに戻り始めた、、

 これらの記憶の、、

 ひとつひとつ物語りする、、

 延長にあなたは並ぶ、、

 先を先を見る、、

 かなたからあなたが来る、、

 あなたもひとつの時刻、

 時刻のはじまり、、

 長い記憶のはじまり・・・