<3127>「どこからでも自由に生まれなさい」

 したへむかえ、、

 いくつも、

 ことばかたちになるところ、

 それぞれしたへむかえ、、

 お前の生まれた表情、

 次々に見ていること、、

 私は伝え、

 からだのなかにくだる、、

 いくつものしらない

 いくつものはいたい、、

 お前はことばのはたに来て、

 身体を順次ここにうむ、、

 ここにすべてたれて消えて、、

 消えたもののかすかな痕跡、、

 あたしは、

 どこまでもそれを吸おうとする、、

 

 からだの形のなかに、

 いまやその時刻は見え、、

 すっかり生まれてまとまったあと、

 わたしは流れる、、

 わたしはこの地平をまとう、、

 どこからでも自由に生まれなさい、、

 私はそれらを見ているから、

 あたしは記憶の壁にあなたを巻くから、、

 あなたはほうと言い、、

 現実空間を確かめる、、

 ひとつひとつのたのみ、

 ひとつひとつの視線、、

 この時空のなかで長いこと、、

 眠りを揃えていたのを、、

 私は知っている、、

 私はからだから剥がれ、、

 ひとつのまとうもの、になり、

 ここへ落下し、

 呼吸をとめ、、

 しずかにあとへあとへ来る、、

 私は知っているか、、

 ものの多い場所を知っているか、、

 しずかにきこう、、

 しずかにからださけるまで、

 あなたきこう、、

 あなたからだみえるまで、

 次々にきいていこう、、

 

 そおっと置く、

 きりがなく、きれて、、

 まだ散る、まだ散る、

 まだ、

 複雑に過去の幾量ともなり、

 ここへ転び、、

 ここへながれ、

 ながれたものを複数の手が追い、、

 追われる手、皮膚、、

 しずかに記憶の後ろの方で、剥がれようとし、、

 私もまた追う・・・