<3118>「悪やみだらを塗る」

 まだかまだか、、

 たらしたり、、

 じれたり、したあと、、

 あたしは生まれる、、

 よくながれ、

 よく招ぶ、、

 よくあたるヒ、、

 回転の、

 少しずつ集まるヒに、、

 私は来る、、

 私は過去一量、、

 しずかなヒ、

 しずかな放蕩、

 からだあそび、、

 からだとけあう、

 

 しばらくして、、

 あたしは入る、、

 あたしはうらみっこなしの、、

 ただのあけひろげな、

 それでいて、、

 奥はどこまでも続いている、

 へんな世界へ入る、、

 ここはこんなにも当たり前、、

 しずかな被り、、

 ここはこんなにも生きている、、

 まずあたりまえに見えている、、

 どこから、

 この振動ははじまり、、

 あたしは先に、

 しずかに入っていくのだろう、、

 あたしはどこを見て、、

 このからだを作る、、

 悪を塗る、、

 みだらを塗る、、

 少しずつ浸透する、、

 少しずつ、

 面積が増えてゆく、、

 

 あたし形、

 あたし生まれただけの形、、

 しずかに潜る、、

 しずかに通る、

 あたしはたらいている、、

 あたし記憶に、

 まとうめいに、

 あたしもの探って舐める、、

 しずかに夢中になる、、

 どこからかきこえる、、

 ふくらんだ時刻の方、、

 世界を舐めとる、、

 どこかから剥がれてくる、、

 あたしもの遠い、、

 しずかにこぼれて、、

 どこか訳の分からない、

 記憶の端に生まれて、、