<2219>「隅に声や、粒を垂らし」

 長い身体に、

 なに、

 あなたもひとつひとつ声をのぼらせていると言う、、

 確かにそうだな、

 私もそんな気がする、、

 しずかに触れてくれたのだろ、、

 私もそこにいたから分かった、

 とくによくは分からないまま、、

 潜る、、

 ひたすらに、

 声を頼りに、、

 私がどこまで駆けるのか、、

 あなたには知られないまま、

 あ、なんだか、

 隅々まで来てしまった、、

 明確に印を持って、

 

 ただ同じような肌の中へ、、

 それぞれで巻かれて、

 身体を揃え、、

 少し入る、

 少し物事が入り、、

 私は別様に浮かぶ、

 ただ声のする、、

 ただ瞬間のなかに声のする、、

 そこに、あなたが集まり、

 なにやら話しかけていた、、

 浮かぶものに、

 ひとつの声をかけていた、

 今はまたつかまり、、

 ここでの声を楽しみながら、、

 あなたは静かにいた、、

 この場へどうということもなく、いた、、

 

 さいわいなところ、、

 あたしは量に、粒に、、

 そろった声を当てて、、

 それを肌にきかせることで、

 ここで続々と生きたのでした、、

 次第に丸くなり、

 どこまでも身体が走るなかで、、

 それは生きたのでした、

 物事の自然時、、

 あたしは発話して、

 一定の熱を取り込む、

 あなたの存在時、呼吸時に、

 声を、熱として取り込む、、

 そんな姿が見えました、

 あたしははしゃいで、、

 この、色のなかで始まっているのです、、

 訳も分からないまま、

 この時間の垂れるなかで、、

 私は身体をつけました、

 多くの流れのなかで、、

 あなたがここを知り、

 静かに振動するのを待ちながら、、