<2337>「復帰、生起」

 水に着いたね、

 今知らないところから、

 身体ばかりが集まってきて、、

 ここに着いたんだ、

 どうなものか、

 もっと浸透を深めて行くべきものか、、

 しらないまま、

 身体は流れる、、

 次々起こした記憶のなかに、

 順番に入っていく、、

 あたしは時刻のなかで切なさ、

 この動きの起き方に、

 ああ、そうやって触れていた、、

 

 物事が戻る、

 物事が去る、、

 浮沈を見つめて、

 私は泡を手にする、、

 ここから物事の時刻が生まれて、、

 ひとつひとつ順に、

 声になる、

 ただ、あ、と言ってみせるだけ、、

 私には物事があった、

 反応が、

 こたえていくひとつひとつの部分が、あった、

 始まっている、、

 私は今更のように、始まっている、、

 見事に熱をたくわえ、

 ぼうやりとした視線で立ち、、

 また人間に復帰しながら、

 遊んでいる人のような姿が、、

 私はここにある、

 ここにあったものだ、

 うん、

 ここに生きる様子が戻ってきた、、

 なにかあたりまえに肌があったのだ、

 これは巡り合わせでしかないとも言える、、

 

 あたしは歩を進め、、

 身体のなかから浮くものとして、、

 ここにあなたを入れる、、

 あなたはすっかり入っていて、、

 ものを確かめたまま、

 ここで、かたまっている、、

 かたまっている人々のなかを水が行く、、

 だれもかれもそこに粘性があり、流れた、、

 ひとつの瞬間に、カラのようであり、

 また生まれた、、

 つなぎ目というつなぎ目が、

 順に生起し、

 無限を辿る世界、、

 ひとつの無限のなかに、

 あなたを見る仕方、

 かなたから始まって、、

 あまりのあるヒに、、

 見事に着いている・・・