<2218>「もの、触れ得る」

 お前はただ日々に溶けておれ、

 それから声を渡す、、

 その振動に並んでいろ、、

 それから肌を渡す、

 ものが、特に、

 ここを言い、、

 私は驚いている、、

 私はかつての風景に生まれ直している、、

 そのからだ、、

 しずかに生まれていて、、

 あたしは歩をする、

 なにだ、

 この風景の、形のなかに、、

 線が見えて、、

 しずかにはじまる、

 

 たれて、

 用意して、、

 おれは腹が減った、、

 メシを食う、

 メシを食おう、、

 こんだ回転の、

 そのさなかに会おう、と、、

 ひとことをつなぐ、、

 わたしははっきりと、この内部にうつり、、

 もののなかではじまる、、

 あ、

 しずかな気分で、

 ただのもののなかへ浮かぶことをし、

 私は、

 一体何ですか、、

 からだから湯気を出して、、

 この静かな空間のために、つながるのだけど、、

 私ははさまり、、

 揺らがりこみ、

 もののまあくのなかへ、はいる、、

 うん、

 用意していた呼吸のなか、、

 その裏側というかだな、

 悩んで一泊するというかだな、、

 もののなかへ平気で入っていくと、いうかだな、、

 もの、、

 、

 

 手でさわる、このもの、、

 このひとつのはじまり、

 あたしがここで動いていて、

 しびれていて、、

 次から次へ、

 しずかな様子で、、

 ひとつひとつが漏れてくると、

 するじゃないですか、、

 大いに驚いて、

 またなにか、ごつい、無口なものにさわる、、

 生きました、、

 私は無音から、生きたものの声を間近にきいている・・・