<2994>「あたしは無欲なのだろうか」

 からだがあたしの、

 からだは言う、

 あたしはひらきたいと、、

 あたしはもっと波に乗りたいと、

 あたしは無欲なのだろうか、、

 あたしは強欲なのだろうか、、

 意思を、

 自我を、

 人間を持て、というところに、

 やっぱり何度も帰って来る、、

 子どもの時代を、

 明確に終わりにする、という、

 テーマを持っている、、

 

 私は身体になるのかもしれない、、

 しらないまま、

 現象になるのかもしれない、

 結局、

 私が同じ人間だから、

 同じ場所、

 同じ問題へ還ってくる、、

 弱い振りをしていれば、

 欲のない振りをしていれば、

 私は許されるのだろうか、

 そうではないはずだ、、

 力を持ったことを、

 申し訳なさそうにしていれば、

 周りは納得するのだろうか、、

 納得しないだろうね、、

 

 あたしが自分で、

 気がつかないうちに語っていた、、

 あたしは真剣ではあるが、

 それは自己の内部にだけとどめていたのだと、

 つまり環境や、

 周囲の人々に対してはどこか遠く、

 どこか真剣ではない、、

 それは、

 遠慮もある、、

 かかわっちゃいけないんじゃないかという思いもある、、

 それでは良くない、

 それではダメなんだ、、

 真剣に人に話さなければ、

 人は付き合ってくれない、、

 皆が、

 この人に応えようと思うためには、

 私は真剣さを、

 内に留めておくだけではいけない、、

 

 あんまり恥ずかしくて言えないけど、

 大人になること、

 大人になりきってしまうことが、

 ずっとこわかったんだと思う、、

 でも多分今自分でも分かっている、

 大人になろう、

 大人になる以外の通路はないんだよ、

 ずっと迂回してきたけれど、

 大人になる以外の通路は・・・