<2983>「もし私の命が」

 もし私の命が、

 しらないうちに膨らんで、、

 もらえるものが多くなっているのだとしたら、

 それは何故、

 それに何故はない、、

 私は、

 あなたを見つめていて、

 あなたが真剣であるかどうか、

 それが分かったらそれでいいんだ、、

 それが分かれば、

 あたしの声も先にきて、

 ずっと、

 ずっと先へきて、、

 まったくからだのなかに、

 膨らんだひとつの記憶が、、

 私を助けている、

 

 知らない世界の、

 知らない流動に、、

 私も、

 またひとつ含まれて、、

 またさらに近づいて、

 どれだけ、、

 からだになっているのかが、

 今は分からない、

 今は分からないけれど、、

 私は、

 しずかな歩を持ったよ、、

 辺りに浮かぶ、

 この一量の記憶を持ったんだ、、

 それが、、

 あたしにはあたらしい、、

 あたらしいことはうれしい、、

 これは、

 接触は、、

 よろこびの世界でしょう、、

 接触は、

 不可避の未来でしょう、、

 あたしは見つめていますよ、、

 からだがあれば、

 現在を、

 少しずつあつめていけますよ、、

 

 ものになる、、

 うん、

 わたしはあほうでもふつうでも、

 なんでもいいんだけど、、

 生きている印を、

 ここに、

 ここに求め続けて、

 ずっと先まで来たんだ、

 もっと先まで、

 それはゆっくりでしかないのだけど、

 私は進むよ、、

 私は進みえる、

 この時空のなかにいれば・・・