<2988>「現実に立ち、現実のなか、現実はなく」

 現実に立つ、、

 書くことのなかに立つ、

 二重性は、

 私の眠りや、

 覚醒の全体を、守る、、

 私は立つ、

 私はやっと大人の世界へ出てきた、、

 物事を、

 やる気があるとかないとかが、

 関係のないところで遂行する、

 その練習は、

 大人になる練習だった、、

 

 精神の、

 形をいれること、

 ほりこむこと、、

 あたしは果てへ、

 果てへ果てへ進むような、

 そんなイメージを持っていない、、

 ただこの、

 ぬかるんだ現在の地面を、

 一歩踏んでいくという、、 

 そのような、

 からだの出し方、、

 あたしは夢中になる、

 夢中になるうち、、

 現在が、

 どこのなになのか、

 全くわからなくなってくる、、

 しばらく名前も忘れて、、

 関係のある人々や、時代も忘れて、、

 わたしには、

 空間との呼吸の交流しか、

 残されていない、、

 身体は問いではない、、

 いくつものものごとが、集まりすぎて、、

 これがなにであると、

 かんたんには名指せなくなっているものだ、、

 

 現実は、愉快ではなく、、

 いつも見る青空は、

 そんなこととは関係がなく、

 あまりに綺麗だ、、

 私はあなたの時間のなかに流れ、、

 からだを厚くする、、

 本当しか、

 本心しかあなたを動かさない、、

 あたしはプラスなことばかり言っているだろうか、、

 なにか目的があるから、

 真剣だとも限らない、、

 お前のその本気の底には、

 何があるの、、

 身体のなかに走るいくつもの線が、

 各々好き勝手に話す、、

 私はまたそれをきき、、

 からだのなかに、

 もう一度戻していく・・・