<2850>「私のひとつの通路を、作っていく無数のもの」

 いまわのそのしずかな色に、

 あたしも染まる、、

 あたしは、同じ地面にいて、、

 ここの、匂い、、

 ちょっと日が多く、

 そのことに安心しているのが分かる、、

 あたしはくらみ、、

 水をのむ手をさがす、、

 さがしているうち、

 いくらかは、記憶のなかに、とけていくまま、、

 あたしはどこと一致する、

 

 からだのはてに、、

 あなたその印をと、あつめてきて、、

 わたしは振り返る、、

 すべてのものに、

 あたしの労働の痕跡が、見留められる、、

 少しずつ作ってきたものだけだ、

 あたしを見ているのは、、

 あたしただ光に入るだけ、

 順に身体を送り、

 その時刻のなかで生まれる、、

 ああ、あたらしい、、

 あたらしい声が、

 その奥の方ではじまるよ、、

 あたしは変形する、、

 うん、

 あたりまえに砂など、、

 ここへまじえていく、、

 だれかだれか、、

 それは、

 わたしにとっての無限の通路を、

 ある時期代表していたものだ、

 具体物は、

 そうした永遠のイメージに、 

 ある期間だけ、かかわる、、

 そうして、

 永遠のイメージの形成にかかわったものが、

 もうそこに戻らなくなったあとも、

 たびたび私のなかに出てくる、、

 

 わたしは成分を振りながら、

 通路を経過する、

 うん、

 あの道、この道も、、

 全て内時へ運ばれてくれる、、

 わたしはそうしてまっすぐ見る、、

 からだはふしぎな長さ、、

 からだはふしぎな沈黙、

 あれあたしこの回転をつくり、、

 回転のなかに住み、

 という方法、、

 それは、

 現在の私のきまぐれをこえて、

 どこまでも下へ行こうとする姿勢、、

 どこまでも、ものをこぼして・・・