<2769>「こと、」

 まだあなたの声がするところに身体を畳み込んでいる、、

 私は訳の分からぬ場所から、

 この地平のなかへ、

 まっすぐに出る、

 まっすぐにこぼれる、、

 からだがあなたを映すこと、、

 私はさらに先へ、

 からだとともに漏れること、

 あれあやしい、、

 私は複数の光、

 ここにのびてきて、

 だらけてひらいたままになる、、

 そのいくつかの光線を、

 またからだにもらう、、

 

 あたしは一緒の手をしている、、

 あなたは伝えている、、

 これにはいくつの液が染みたか、、

 あたしがその層に見えること、、

 からだ複数時、、

 あたしは畳む、

 もののなかにこのような願いを畳む、、

 あたしは晴れている、、

 からだあそび、

 あなたは沈黙、、

 あなたは腕の中でいくつもに分かれてはじける、、

 粒の残り、、

 粒がかおること、、

 あなたの線のなかに、

 ちがう姿ではじまること、、

 ちがう試みでいきてくること、、

 あなたははずみ、

 あなたかろやかな線、、

 あたしは耳の中に住む、、

 あたしははがれて、、

 ことどものなかに来る、、

 ことはうれう、、

 ことは小さな道に立つ、、

 ことはふるえる、、

 ことはただからだの辺りに立つ、

 ことはただこと、、

 もののヒ、

 もののなかに立つ、、

 

 あたしは芯を入れて、、

 芯から、、

 ただ染みてくるものだけに、

 あなたを託す、、

 あなたは渡されたことが分かり/分からない、、

 からだたてに、、

 からだたてつづけに生きて、、

 からだそのうごきのすきま、、

 あたしは居て、、

 あたしはうつろで居て、、

 おなじなかへ生きて、、

 あらそうこと・・・