そこには影もなく、
ただ一点の、
光のなかの存在が、、
ひとつ、身体をこちらに、寄越していました、、
あたしはひびきの、なか、
ひとつの、回転の、なか、、
ただ、簡単に、ある場所の、
その、、
揉み込まれはじめた、ところへ入って、、
なぜに、、
うかぶからだの水の、、
なかは、こんなに、、
ものごとが、曖昧なのだろう、、
私は不思議に思っていた、
ひとつの手から、、
しわのなかから、
あなたの粘性が、浮かんできて、
空間に、
黙って放られる、、
黙って、放られたものは、
人の、
その表情を、
僅かずつ変えていく、、
あたしは流れていた、
ものに、
幾度もあつまりながら、、
わたしが、生まれ直しているところ、、
しずかに、
水がはね、、
からだにまぶさって、いくところ、、
そこに、おいで、おいで、、
あなたはどこからでもいいから、、
ここに、
いでていたらいいのだよ、どこか、、
遠くから、
身体の印を運んできて、、
わたしは、
なかへ、簡単にぶつかる、、
においのする、
その展示のなかへ、
簡単に、ぶつかる、、
お前はその手に、ぶつかる、、
においが立つ、
この匂いが、なにのつもりだかが、分からない、、
あなたは走り、、
その走る線のなかにわたしを通す、
そうだ、零へ、
より深い零へ、
より一層の零へ、、
日を追うごと、
仕事を果たすごと、、
そこへ、
だまって、
おりていく・・・