<2478>「残余に火、溶けて私は居る」

 長いヒにあたり、

 身体をカえ、

 いまあたしはこのさわがしさへ、、

 なにとなくまっすぐ、、

 なにとなくその欲望で、

 入っていく、、

 あたしはよそを見、、

 身体は振るだけ、

 激しく揺れるものごとのなかへ、

 身体は、振っていくだけ、、

 そのいちいちを掴まえて、今は、、

 全てが身体になる、

 全ては液に、、

 流れ、流れて、、

 今わたしは・・・

 

 今わたしは、

 ひとつの粒で、

 身体でもなんでもない、、

 無自で、、

 浮かびでもない、、

 ただ、

 堆積する場所へ、、

 石の静かさで、いるだけだ、、

 ここは随分遠いのだとあなたはそう思うだろうか、、

 私の中で生まれたのだと言わんばかり、

 あなたはそう思うだろうか、、

 あなたも太陽の一端ではあり、、

 その波の中へ消えていくものとも言え、、

 ひとは、かかわり、、

 ふたつの信号の中で揺れ、、

 それが次第にぼやけ、、

 私はまた駆ける、、

 短い時間のために、、

 また次々と駆けている、、

 誰がこの空間に生まれて、

 私を巻き、

 あなたを巻き、、

 あなたはここで見ている、、

 見ているもののなかへ入って、見ている、、

 存在の膨らみ、

 存在の零時、

 振幅、、

 もののなかにあたりながら溶けて夢だ、、

 夢なら流れてひとつの残留物だ、

 残留物ならうごめきだ、

 うごめきならまたこれは小さく確かな炎だ、、

 

 私は見る、、

 見ているものとの接触が、

 私も生む、、

 生まれたら流れる、、

 水の中でまた捨てる、また流れて、

 また生まれる、、

 ひとつの手に違いがないものが、

 見るものの、無表情を持って・・・