この先にいた、、
まだこの手の中を見て、
そしてそこよりずっと先に、、
からだは居て、
あとを探る、
深くを探る、、
もののいろのなかをどうして、探る、
いろのなかをいく、
いろのなかをくる、、
わたしが、華やいで、
そのなかに、
光も何もいらない、、
ただ手の感触、、
ただ手の花びら、、
無数にきこえ、、
あたしはなかにいる、、
きこえた声であること、
それ以上に、
ふるえるひとつの実の出来事であること、
あなたは語り、
あなたは剥がれ、、
ものをじっと見つめる、、
どこからこぼれていくものとしてあるのだろう、、
わたしは深さ、
ものをひとつの指でさぐれる、、
ここに秘密はあるのか、
いや、ここには沈黙がある、、
停止していると、、
その壁と、
ひとつになってしまいそうだ、、
どこからつたわるのか、
それは分かったものではないが、、
どこからもきこえて、、
まるで漏れ、、
あたしはひらたい物事まで出てくる、、
身体を触り、
その先まで出てくる、、
いくつもの量火、
あたたまれない、
いまうまれたばかりではあたたまれない、
なにだか肌の底から、
あなたの反響音ばかりきて、
見えない、
外に、見えないで、
声ばかりして、、
辿れない、、
どこから来るの、、
あたしにねえ声を貸して、、
どこ、
どこから来るの、、
なにが入ったのだろう、、
こんな巧みなところへ、
一体何が入ったのだろう、
不思議に思いながら、