<2469>「粒の光の中」

 遠いところに水を落としたんです、、

 誰か、

 その印のなかだな、と思って、

 底の方を、

 覗いたんですが、、

 いや、声はしません、

 私がただ身体を簡単に放って、、

 その、

 短い物事のなかで過ごそうとするときに、、

 私は何と言ったら良いか、、

 振るえて、、

 その端へ身体を結んだのだと、

 思えば思えるような、

 時刻の興奮だったのです、、

 

 あァ、

 いくつもの砂を含み、、

 そのなかに埋もれ、

 身体は最大、、

 複数の時空の音、、

 物が喜び、、

 ここへ渡ってくるところなどを、、

 確かめ得ると、する、、

 あなたは声を出す、、

 どこへでも渡る可能性のある、

 大きな声を、

 身体は破裂して、

 ゆっくりと光り出す、、

 私がどこを見ているか、

 はっきりとは分からないまま、、

 今、

 その下に潜り、、

 続けざまに声を出す、、

 道はあたたまる、

 誰かが風景を指差す、、

 私もそちらを見る、、

 長い時刻の果てに、

 そこを見て、

 ぼゥッとする、、

 

 ああ、しらない、、

 私はこのままのびることも、、

 はっきりとは、しらない、、

 いくつかある印と、

 知ってはいるのだけれども、

 あとは後ろ、

 あとはぼやけた光の中、、

 光の中に住み、、

 あたしは粒としてうごく、、

 どうしても、うごく、、

 身体ならここ、、

 ここのあたりまえの黙り方が、、

 繋がり、

 繋がったままの仕方で、

 潜る、、

 ひとは、潜る・・・