<2161>「内証へ潜るから」

 内証のさらに奥へ、

 声をやって、

 ん、

 目が覚めたか?

 私は振るわされて、、

 なにだろうかここまででてくる、、

 ここまでひらいてくる、

 身体は繋がり、、

 その行方はどこなのか、、

 知らず知らず声をきき、

 辿る、

 

 なにだ、

 私は風景を見て、、

 確かに今ここの光景に生まれてくる、、

 いまや日々に立ち、、

 音が出来、

 私、潜る、、

 そこには内証の時刻、

 内証の時刻のなかで泡立ち、

 声のなかで泡立ち、、

 ものの印はここまで進む、、

 私は僅かになり、、

 粒になり、

 その暗がりで、

 やがて声が始まる、、

 ア、

 しずかな舞台、、

 私は向かい、

 今その細さはなにだ、、

 身体はなにだ、

 と訊ねている、、

 今当たり前にひろがって、

 そこここに、

 身体は見えている、、

 ジが当たり前に始まり、、

 あたしはこの姿でここにいる、、

 巻かれる、、

 

 ア、

 そんな突拍子もない、、

 ひとつの温度、

 風になって、、

 今ぐらぐらとするちを踏みしめている、、

 身体をここに用意している、、

 ア、

 ありたけの響き、、

 あたしのところに来て、、

 まっすぐにうたう仕草の、、

 その光景のなかに来て・・・

 ンむ、

 手のあいだ、、

 手のひびきのなか、、

 私は眠り、

 揃って始まる、、

 揃って声になる・・・