<2494>「ここは静かな道」

 あたしはまだ肌の中の底、

 ところ、

 んん、

 印、

 そう、しらない、

 ただ破れて、

 ただはだけているだけの、、

 私は長く回転しているだけの、

 記憶、

 その長い時刻のわたり、、

 もののなか、、

 もの、

 用意された身体のなか、、

 膨らむ、

 ひとつの時刻が、

 どうしてか分からない、

 どうしてか分からない、、

 混じること、、

 

 身体のことをここで掴まえる、、

 なにからはなれたの、、

 ある液から通過し、

 見たの、見たの、かたまり、、

 ただのめる、、

 普通に回転扉のなかに、

 潜る、、

 私は風景になる、、

 そこにきこえる、

 いくつも重なってきこえてみている、、

 どこなのかは分からない、

 ほぐして、

 戻れる場所、、

 ただ重ねるに足るだけの場所、

 場所、域の、、

 私はただ横に移動しただけで、

 一切を含んだだけで、

 ここにいるのが分かる、、

 なにだかがここへはじまるのが、、

 私のさなか、

 呼吸のことをきく、

 続ける、、

 

 ふたつの腕の中のこと、、

 ただなくなること、

 ただふるい、

 かわかされていくこと、、

 次の印を持つこと、、

 とけて回転していくこと、、

 ながれる、、

 ことばはどこまでも流れること、、

 ん、近い、、

 これは音に近い、、

 これは肌のさわぎに近い、、

 ん、、

 あなたはうなずく、、

 ここは静かな道・・・