<2436>「無音の量」

 呼んで、呼んで、、

 また知らない、

 身体の遊びから、

 あなたは、来て、、

 ここが、どこか、知らないまま、、

 あなたは映り、

 あなたは探す、、

 どこからものを映し、、

 私は知る、、

 私は遠方から、

 まったく声をあらわにし、、

 なぜ、

 いくつもの表情が、出ている、

 ふいに、見つめて、、

 

 なに、

 あなたは見ていなさい、、

 しずかに、この、

 時刻を見ていなさい、と、、

 ひとり、身体に、

 こぼしては、また、

 あらたに生まれる、、

 その余白に、また、会う、、

 あなたばかり身体で、

 ここは、何処と、きくもの、

 そのもののために、

 あなたは、手をのばした、、

 どこに触れるか、

 私には、まったく分からないまま、、

 いま、そこに、、

 カラになって、

 普通量で、

 その場へ放られる、、

 放られたものごとを、

 しかと握りしめたまま、、

 あなたは路上に垂れていく、、

 

 きっと、無感、、

 あなたは、内側の、

 そのまた内側へ、

 身体が、

 そっくり入ったのでしょう、、

 なにを継げばいい、

 私には、

 何物もない、、

 沈黙なのだ、、

 からだがいくらも沈黙して、、

 ここを、

 迎えている、だけなのだ、、

 うん、

 連関の、世界にいて、、

 あたしはまわる、

 しらない熱に応えて、、

 ああ、

 無音で、

 ここを言おうとしている、のは・・・