<2475>「このはのまにままでまぎる」

 お前はそのヒのなかにあって、

 いくらも駆けて、

 ここを移る、、

 なに、

 どこからあたたまり、、

 その話は開始する、

 私は先を見ていた、、

 身体の粒は活動を多くする、、

 活動を多くすれば、

 長い時間見えていることになり、

 生まれて含まれていることになり、

 少し愉快でもある、、

 愉快でもあるところ、

 身体でもあるところ、、

 あなたが参じる、

 参じる、

 あなたが参じる、、

 

 この粒の端に沈黙を、、

 あなたは沈黙を、

 私は沈黙を、見留め、

 皆で過ごす、、

 なにか掛けてみたらいいのかな、、

 そんなことはない、

 私はもう少し曖昧になった、

 出来うるだけ、この場所にいて、

 線も、

 光も、、

 少し分からないようになって、、

 私は生まれたままの場所を、、

 ひとりで静かに眺めていた、

 あなたも一度見ておく必要がある、、

 この小さい場所を、、

 あまりに小さすぎる場所を、、

 あなたは光になって揺れている、、

 そう言う、、

 身体はきっとどこかでそれに応えている、

 あなたは知る、、

 あなたはまぎる、、

 このはにまぎる、、

 このはのまにままでまぎる、、

 

 揺らぐヒの緒、、

 緒のなかの水、

 水のなかの一時、

 一時のなかの涙、

 涙のなかの沈黙、

 沈黙のなかに含まれた鐘、の、、

 この揺らぎのなかへ、

 私は声を伸ばす、、

 なにや、

 はじまってしまい、、

 うたいはここへいてしまい、、

 ほほはここへ踊ってしまい、

 なにか、見る、、

 しらないままの姿のもののように・・・