<2297>「この人間は、」

 あたしがまだ身体のなかの時刻として、

 ここに映っていることを、

 どう考えてみたらいいのだろうか、、

 私は住み、

 この光景のなかへ、

 同じように馴染みながら、

 いる、、

 この、

 底の方にいる、、

 身体がたより、

 身体がこの風景のなかの声へ、

 ひとつひとつ染み、、

 私は彼の方へ、

 この人間を転がしていく、、

 

 あなたは勇気があるね、、

 一体この人間は、どうなるか、

 全く分からないというのに、、

 ここに集ってくるのだなんて、、

 いや、

 勇気の問題では、ないという気がするんだ、、

 このさわぎのなかにいながら、

 ひとつの底に、

 手をつけ、

 それは泡立つ、、

 それは、身体の騒ぎのなかに立つ、、

 方向を見ながら、、

 それを知り、流れる、、

 いまの方向を知る、、

 私はそのそれぞれに、、

 ひとつ以上の印を見ているのに、、

 私は何故か、、

 たまらなくあたたかくなる、

 これがたまらなく増えていく、、

 

 私はさなかに、、

 この流れをききながら、、

 いまの声を、

 ここに知る、、

 ここに集まるのは泡、

 しかし、泡ばかりではない、、

 いまのなかに声を流し、

 生きるばかりではない、、

 しられた、隙間から、、

 あなたは次々に来て、

 声の端から、、

 時刻を探る、

 いまはもののなかに、

 こんな、

 はっきりしたものが、あるのか、、

 私は、知れる、、

 このはてのものごとを、知れる、、

 そのなかから来る、

 ひくく、身体がのびてくる、、

 いまに、、

 姿を眺めて・・・