<2154>「熱時のはじめ」

 今また時刻をきいて、、

 あなたが重なり、、

 私は時刻のなかへ残る、

 ア、

 さわぎが次々に来て、

 からだは次々によろこび、、

 私は歌う、

 私は目の前の時刻に身体を合わせている、、

 また晴れる、、

 また身体は続く、、

 言葉のなかを過ごし、

 私がうつり、、

 揺らぐ、

 

 ア、

 日々の熱が溜まり、、

 それぞれの方向へ、

 私は挨拶をする、、

 私は起床し、、

 そのなかに紛れていく、

 ア、

 熱時に始まる、、

 まったく緩やかで、

 まったくじだらで、、

 ア、

 気づく、

 そんな遠くにいて、、

 私はあたりまえに、

 日のさがる時刻を知る、、

 ア、

 揉み込まれて、、

 ここにまた溢れる印の、、

 その姿のありかた、

 私は触れる、

 ひとつの熱に触れ得る、、

 ここからからだがはじまって、

 まっすぐにのびてくる、、

 それを知れるか、、

 

 ア、

 なにかそこに残るだろう、、

 順に始まって、

 ひとつのものがそこに残るだろう、、

 私は知り、、

 何から何までここに来て、

 身体は過ぎ、、

 身体は訪ね、

 私は諸々の方向を見た、、

 なんだ、

 ちょっとあわてていたのだけど、、

 静かな場所に戻った、

 私は浮かび、、

 その仕草にいくつも姿をまぶせ、、

 声を誘う、、

 声がここから来る、、

 ア、

 ひとつ見ていて、、