<2215>「よく溶けているね」

 あれはただの装いで、、

 私は、どこへ行くにも、、

 その回転のことを、おそれていた、、

 四方から、声がきこえて、

 ここにはじまっている、、

 私はそれを見ていた、

 なにだか大層な、

 回転の日の私、、

 私は長々とその時刻を見つめ、、

 そのなかにとける、、

 

 身体も何も全て溶かし込んだところへ、

 あなたは見えていようとする、、

 とんだ、ものごとのなかの流れと、速度と、、

 私は驚いて、、

 このものごとのなかに移ろうとする、、

 それもそれぞれに触れて、、

 続々と生まれようとする、、

 ア、

 日のなかの育ち方、、

 私は膨らんで、、

 次々この物語のなかに、

 様子を放り込む、、

 まだ生まれていないみたいに、、

 これらの姿のひとつひとつを放り込む、、

 ア、

 またカラアが、、

 こんなところへ膨らんで、、

 順に見えているのだけれど、、

 私はホウと息をつきながら、

 この変わり方をする流れのなかへ、、

 しずかに混じろうとするのだけれども、

 それは遠い、

 色がここから遠くなり、、

 徐々に見えているものばかりで、、

 そっと驚いている、、

 こんな回転のなかに生きたものなのだと、

 ひとりで驚いている、、

 ア、

 時間の端だ、ここは、、

 どういった渦が巻くのかも分からず、、

 

 あたしは軽々とこの場へ上がり、、

 なにか、

 不気味な日のなかへ混じるものと見えた、、

 あたしはどこを駆けているのだろうか、、

 それぞれの先で不明になりながら、

 またもここで笑んでいた、、

 笑んだまま生きて生まれた、、

 なんという感触、

 私がまた感触と呼べるものに着いたということ、、

 きこえる、、

 さきからこの声のまとまりがここへ、

 まっすぐにきこえる、、

 私は揺らぎたいだけで、、

 ここへ来て、

 愉快になっている、、